Googleビジネスプロフィール(マイビジネス)のオーナー確認方法|できない原因やオーナーとなるメリットも解説
- F-COMS編集部
- 2023年4月13日
- 読了時間: 11分
更新日:2023年4月20日

「Googleビジネスプロフィール(旧名Googleマイビジネス)」とは、Googleマップ上やGoogleの検索結果に、店舗やビジネスの情報を表示できるGoogleの無料サービスです。Googleビジネスプロフィールで自身のビジネス情報の管理・更新などを行うには、「オーナー確認」を行うことが不可欠となります。
この記事では、Googleビジネスプロフィールでオーナー確認を行う方法や、オーナーになるメリット、オーナー確認ができない原因についてを解説いたします。
<記事の目次>
Googleビジネスプロフィールのオーナー確認とは?
Googleビジネスプロフィールの管理や更新を行うには、店舗情報の入力とオーナー確認を行う必要があります。オーナー確認が完了することで、ユーザーのクチコミへの返信や、最新情報の投稿、管理者の追加などビジネスプロフィールの全ての機能を使うことができるようになります。
また、オーナーが不在の場合や、悪意ある第三者がオーナーとなる場合、情報操作などが行われやすい状態ともいえます。なりすましや情報操作を防ぐためにも、店舗を持っている場合はぜひオーナーとなって管理しましょう。
オーナー確認を行うメリット
オーナー確認を行い、Googleビジネスプロフィールを活用するメリットについてお伝えします。
・メリット1 店舗情報を管理、更新できる
一番のメリットは、オーナー確認を行って管理者となり更新していくことで、Googleの検索結果やマップ上に店舗に関する最新情報が表示され、様々な機能が使えるようになることです。
近年はグルメサイトやSNSだけでなく、マップアプリで店舗を探すユーザーも増えています。Googleビジネスプロフィールの更新や投稿を行い、集客や売上の向上に繋げることは「MEO対策(Map Engine Optimization)」とも呼ばれ、店舗集客施策の中でも注目度が年々上がっています。ぜひGoogleマップ上でも評判のお店となるよう更新していきましょう。
・メリット2 ユーザーの分析ができる
Googleビジネスプロフィールの機能内には「インサイト」というものがあります。検索結果上でどれくらいの回数表示されたかや、どのようなキーワードで検索されているかなどを確認することができます。
ユーザーがどのような行動を行い、自店の情報に辿り着いたかを確認することで、顧客のニーズを知ることができます。
・メリット3 顧客とのやりとりができる(メッセージ対応、口コミ返信)
Googleビジネスプロフィールでは、オーナー確認を行うことで、Googleアカウントを持つユーザーと交流することができます。Googleビジネスプロフィール上でクチコミや評価への返信、メッセージへの返信を行うことで、信頼度やユーザーの利便性が増すでしょう。
オーナー権限と管理者権限の違い
Googleビジネスプロフィールの管理には、オーナー権限が必要となります。
さらに管理権限には、「オーナー(メインオーナー、オーナー)」と「管理者」の2種類があります。
それぞれの権限の特徴、できることは以下の表の通りです。
権限の名称 | できること | できないこと |
メインオーナー | ・全ての管理編集機能を利用可能 ・オーナー、管理者権限の追加や削除、権限の変更が可能 ・ビジネスプロフィールの削除が可能 | ・なし |
オーナー | ・全ての機能を利用可能 ・オーナー、管理者権限の追加と削除が可能 ・ビジネスプロフィールの削除が可能 | ・メインオーナーの削除はできない |
管理者 | ・全ての機能を利用可能 | ・オーナー、管理者の追加と削除はできない ・Googleビジネスプロフィールの削除はできない |
「メインオーナー」の権限は、オーナー確認を完了したアカウントに付与され、1つのビジネスプロフィールにつき1人しか持てません。
オーナー登録を行うアカウントは、メインオーナーとなるGoogleアカウントで行いましょう。メインオーナーを変更したい場合は、権限を譲渡する必要があります。
店舗のスタッフや、自社の社員、代理店のスタッフなどに権限を付与する際は、行う業務(特にユーザー追加の権限が必要か否か)に応じた権限を付与しましょう。
※以前は「サイト管理者」という権限もありましたが、廃止されました。
オーナー確認の流れ、方法
それでは、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認(オーナー登録)方法を解説していきます。
オーナー確認は以下の流れで進めます。
Googleで店舗情報を検索する
このビジネスのオーナーですか?を選択
オーナー確認方法を選択
コードを入力を行って登録完了
1.Googleで店舗情報を検索する
オーナー確認方法は、すでにGoogleの検索結果やマップ上に店舗情報の登録がされているかどうかによって、進め方が変わります。店舗名や住所で検索してみて、自身の店舗情報が登録されているかどうかを確認しましょう。
Q.新規開業の場合は?
A.新店舗の場合も開業1年前よりビジネスプロフィールの登録ができますので、ぜひご自身で早めに登録することをおすすめします。(※検索結果には、開業90日前から表示されます)
2.このビジネスのオーナーですか?を選択

Google検索結果やGoogleマップに表示される、ビジネスプロフィール(ナレッジパネル)に記載されている、「このビジネスのオーナーですか?」をクリックして、次に進みます。
まだ情報登録がない場合は、ビジネスプロフィールのトップページより、1から事業情報を入力していきます。入力項目も多くなく、連絡先や住所などがわかっていれば5~15分程で入力できるでしょう。店舗情報の入力を行うと、最後にオーナー確認方法が表示されます。
詳しい登録方法は別の記事で解説していますので、登録から行う場合は参考にしてください。 関連記事:Googleビジネスプロフィール(マイビジネス)の登録方法を初心者向けに解説! https://www.f-coms.co.jp/post/business-profile-start
3.オーナー確認を選択
「管理を開始」をクリックして、オーナーの確認方法を選択します。
店舗型のビジネスでは、基本的に「ハガキを郵送」をクリックして、オーナー確認を行います。
その他の確認方法には、以下の種類があります。非店舗型のサービスの場合、ビジネスの業態や入力内容に応じて、ハガキ以外にも確認方法の選択肢が表示されることがあります。
・ハガキでオーナー確認をする方法:
ハガキは14日以内を目安に届きますが、2~3週間かかる可能性もあります。ハガキが届くまでの間、情報の編集ができなくなりますのでご注意ください。
ハガキに記載されたコードを入力すると、オーナー確認が完了します。
・メールでオーナー確認をする方法:
「メール」を選択すると、Googleより指定の店舗のメールアドレスに確認コードが記載されたメールが届きます。メールに記載された確認コードを入力すると、オーナー確認完了です。
※この選択肢が表示されない場合は、メールでのオーナー確認はできません
・電話でオーナー確認をする方法:
「電話」を選択すると、ビジネスプロフィールで入力した連絡先に自動音声で電話がかかってきます。確認コードが読み上げられるので、コードを入力することでオーナー確認が完了します。
※この選択肢が表示されない場合は、電話でのオーナー確認はできません
・Search Console(サーチコンソール)でオーナー確認をする方法:
ビジネスプロフィールに登録したWebサイトが、Googleの「Search Console(サーチコンソール)」に登録されていると、すぐにオーナー登録が完了します。
サーチコンソールでのオーナー確認には、下記の条件も必要です。
・サーチコンソールとビジネスプロフィールのGoogleアカウントが同一である ・ビジネス、店舗の公式サイトがすでに公開されており、Google検索上で表示される
※この選択肢が表示されない場合は、サーチコンソールでのオーナー確認はできません
4,コード入力を行って登録完了
オーナー確認を行い、コードが届きましたら入力すると、オーナー登録完了です。全機能の利用や、管理ユーザーの編集などができるようになります。
オーナー確認ができないケースや対処法
この章では、Googleビジネスプロフィールのオーナー確認ができない場合について解説します。
・連絡先や住所の誤り、有効期限切れのケース
電話確認やハガキ郵送でコードが届かない場合、入力した情報が間違っていたり、情報を変更してしまった、新しくコードをリクエストして無効になってしまった可能性があります。
・電話での確認ができない原因
・フリーダイヤルを入力した:電話での自動応答でのコード確認にあたり、フリーダイヤル(0120で始まる番号)は利用できないことがあります。他の電話番号を使用できない場合は、ハガキなど違う確認方法を取りましょう。
・ハガキでの確認ができない原因
ハガキでのオーナー確認ができない原因には、下記のようなものがあります。
・住所や名称を変更した:郵送での確認を選択後、ハガキが届くまで2~3週間程かかります。到着までの間にビジネスプロフィールの所在地や名称を変更すると、コードが無効となってしまいます。
・複数リクエストを行った:ハガキが中々届かない場合も、新しいコードをリクエストしてしまうと、以前のコードが無効となる場合があります。
・ポストがないため配達されなかった:ポストがないことによって、ハガキが届かないというケースがあります。
・確認コードの入力画面が表示されない:確認コードの入力は、オーナー登録を申請したアカウントに表示されます。ハガキを受け取る店舗スタッフと、申請側のスタッフのアカウントが違う場合など、ご注意ください。
もしポストが設置できない場合や、3週間経ってもハガキが到着しない場合は、後述するGoogleのヘルプにてお問合せください。
・第三者がオーナー登録している場合の対処法
Googleビジネスプロフィールでは、自社と関連のない第三者がオーナーとなってしまうケースがあります。
Googleビジネスプロフィールは無料のサービスではありますが、もし「ビジネスプロフィールの管理を乗っ取られてしまう」「営業情報が誤っているまま変更できない」などの問題が起これば、集客に悪影響が出る可能性があります。そのような場合も焦らずに対処できるよう、代表的なケースや、困った時の問い合わせ先についてもお伝えします。

もし他の方がすでにオーナーとなっている場合は、新しくビジネスプロフィールを作成するのではなく、オーナー権限をリクエストして権限を譲渡してもらいましょう。
Googleの検索結果等に表示されるナレッジパネルの下部に「このビジネスのオーナーですか?」というテキストリンクがありますので、こちらをクリックして、オーナー申請をリクエストします。
リクエスト後、通常3日以内に返信があり、内容に応じてリクエストの承認の可否が通知されます。現在のオーナーの返答によって、下記の通り進めましょう。
・オーナー権限のリクエストが承認された場合:承諾の旨が記載されたメールが届き、スムーズに新しいオーナーとなります。Googleビジネスプロフィールの管理ができるようになります。
・リクエストが否認された場合:リクエストが否認された内容のメールが届きます。否認された場合も、ビジネスプロフィールの編集の提案が可能です。本来のオーナーである場合、リクエスト否認後に異議申し立てができますので、引き続きオーナー申請を進める場合は、メール内の「申し立て」のURLより申請を進めます。
・3日経ってもリクエストへの返信がない場合:リクエスト後、3日経っても返信がない場合は、自身をオーナーとして申請できることがあります。リクエスト送付時の確認メールより、「リクエストを表示」を選択肢、オーナー申請を進めてください。
※リクエストをしてから新しくオーナーになる場合、新しいオーナーまたは管理者には7日間の機能制限があります。ユーザーの管理、権限管理、ビジネスプロフィールの削除ができませんので、ご注意ください。
・登録について不明点がある場合はヘルプセンターを利用する
Googleビジネスプロフィールには、公式のヘルプセンターがあります。オーナーの確認方法や、登録後の活用について困った時は、ヘルプセンターに情報が掲載されていますので確認してみてください。
ヘルプセンターにはオーナー確認に関するヘルプをはじめ、設定についてや顧客との交流方法やガイドラインなどが詳しく掲載されています。こちらでも解決しない場合は、コミュニティでの質問やお問合せも可能です。
まとめ:オーナー確認はビジネスプロフィール運用の第一歩!
この記事では、Googleビジネスプロフィールでオーナー確認を行う方法や、オーナーになるメリット、オーナー確認ができない原因について等を解説しました。
ビジネスプロフィールのオーナーとなることで、店舗情報の発信や編集などができるようになり、ユーザーとのコミュニケーションも取れるようになります。多くの利用ユーザーがいるサービスですので、この機会にGoogleビジネスプロフィールを活用していきましょう。